LampSeed
光のタネ

田中研の今年のORFでは、日々の研究の核となる技術「タネ(Seed)」のみを集めとり、ランプシェードとして展示することにしました。

私たちは、3Dプリンティング技術をハブとして多岐にわたる応用療育の研究をしています。
まるで生きた植物のように多様に拡散していくそれぞれの研究は一見バラバラのように見えますが、その根底には田中浩也研究室という土壌から生まれた確かなコア技術が一貫して根付いており、そこにこそ私たちの魅力が凝縮されていると考えています。

今回の展示では、凝縮された魅力のタネをそれぞれの研究から一旦引き離し、もう一度ランプシェードという統一の応用領域に育てなおすという試みをしています。
多岐にわたる応用領域をあえて1つに束ねるという実験的な試みによって、タネが持つ純粋な魅力を引き出し、正直に伝えることができればと思っています。多様性の中に屹立する確かな光を感じ取っていただければ幸いです。

展示ディレクション 
大日方